熱中症7月に入り暑さが増してまいりました。
熱中症は炎天下の中だけでなく
夜間や外ではなく屋内でも起こる可能性があります。

気温が高い、ムシムシする、日差しがきつい、
風がない、急に暑くなったとき、
体内の熱を放出できず、体を冷やせない状態は、どんな場所でも注意が必要となります。

日本気象学会によれば
摂氏28度以上での運動時は警戒は必要であり
31度を超えると安静にしていても
高齢者の方など熱中症にかかる可能性があるとされています
また32度をこえると重症例が増える傾向とされています。
そのため効果的な予防対策が必要となります。

◇「熱中症」とは?

熱中症は、気温が高い環境で体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温調節が働かなくなり、体温上昇、めまい、倦怠感、けいれんや意識障害などの症状が起こります。
熱中症になった場合には、速やかな対処が必要です。
熱中症は、重症度に応じてⅠ度からⅢ度まであります。
熱中症の約60%はⅠ度。脱水が進んでいますが、体温調節機能が破綻して体温上昇するのはⅡ度以降。Ⅱ度以降は症状が重篤になります。体温が上がっていないⅠ度の段階で対処することが大切です。

重症度 熱中症の分類 熱中症の対処法
Ⅰ度 ・めまいやたちくらみを自覚する
・筋肉痛やこむら返りがある。
・拭いても拭いても汗がどんどんでてくる
・涼しい風通しの良い場所に移動
・安静にして身体を冷やす
・水分、塩分、糖分を補給する
(経口補水液等)
Ⅱ度 ・頭痛、吐き気、嘔吐がある
・体がだるい・体に力が入らない・集中力や判断力の低下
・Ⅰ度の対応を持続する
・誰かがそばで見守り、症状が改善しなければ病院を受診
・Ⅲ度に悪化した場合も病院を受診
Ⅲ度 ・意識障害がある
・けいれんが起こる
・運動障害
・Ⅰ度、Ⅱ度の対応を持続する
・すぐに救急車を呼び病院を受診

熱中症の対策について

★水分補給…ただ水を飲むだけでなく、汗と一緒に失われる塩分も取ることが必要です。
熱中症予防の水分補給として、日本体育協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。
スポーツドリンクや市販されている経口補水液が効果的で手軽ですが、自分で作るには1リットルの水、ティースプーン半分の食塩(2g)と角砂糖を好みに応じて数個溶かしてつくることもできます。

★水分を一度に多く摂取すると、尿として排泄されてしまうため、この時期は、「こまめに」とることが大事です。

  1. 夏場は1日1.5~2リットルの水分を取る。
  2. のどの渇きを感じなくても意識して水分補給をする。
  3. 毎朝、朝昼夕の食事の前後、就寝前にコップ1杯の水を飲む。
  4. 外出時はいつでも水分を持ち歩く。

★ビールやチューハイなどのアルコール飲料と、コーヒーや紅茶などのカフェインが多く含まれる飲み物は熱中症対策に向きません。アルコールやカフェインには利尿作用があり、体内の水分が失われてしまいます。

★湿度に注意…屋外では、帽子をかぶり直射日光を避けます。
また、湿度が高い場所には要注意です。通常、人は発汗によって体温を下げますが、湿度が高いとうまく発汗できないため、体温が高いままとなり、熱中症になる可能性があります。服装は、風通しがいい服が適しています。

★室内では扇風機や冷房で温度を調節します。室内でも夜間でも熱中症は発症します。気温が高いこと、体が暑さに慣れていないことなど、様々な要因が組み合わさることで熱中症にかかる危険性が高まります。

熱中症になったときの応急手当法

  1. 1涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめる。
  2. 水でぬらしたタオルで脇の下、首まわりなどを拭いて体を冷やす。
  3. 水分をとる。

※注意※

回復しないとき・自力での水分補給ができないとき、意識がはっきりしないときは、早急に医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。

実際に、熱中症にかかられた半数近くがⅢ度ないしⅡ度になっているとのことです。医療機関での輸液(静脈注射による水分の投与)や厳重な管理(血圧や尿量のモニタリングなど)が必要になっています。
大阪市 熱中症対策について

ご体調がすぐれない方、熱中症の診断・治療、ご心配な方は当院へご相談ください。